ハーブを知る【ラベンダー】

Column

ラベンダー。

とってもメジャーなハーブ。

ラベンダーというと北海道の富良野を思い出す方も多いでしょう。

広大なラベンダー畑。

一面に紫色の花が咲いて、ラベンダーの香りがします。

 

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ラベンダーと一言で言っても、種類はたくさん。

そしてその種類ごとに成分が少し異なるのです。

ここでは学名Lavandula angustifolia、いわゆるラベンダーと言われているものについて書いています。

 

ラベンダーは香りのある植物です。

お花からとても良い香りがしますよね。

あの香り成分が精油として抽出されています。

精油の成分の特徴として、酢酸リナリルやリナロールが挙げられます。

この成分は鎮静作用(興奮した神経を落ち着かせる作用)があるとされ、リラックスを目的とした芳香浴、アロマトリートメントなどでも使われています。

夜眠れないときにこのラベンダーをお部屋に焚いたり、スプレーすると眠りやすくなるんですよ。

興奮している神経を鎮めてくれるので、いろいろ考えて頭が冴えてしまっているときなどにお勧めです。

私もよく、このラベンダー精油は眠れないときに利用していますよ。

 

さて、ラベンダー = 精油という方がほとんどだと思いますが、ハーブとして利用することももちろんできます。

利用方法としてはハーブティー、バスポプリ、サシェなどがお手軽。

ラベンダーはドライにしても香りがたつハーブなので、オーガンジーや麻布などの袋にラベンダーを入れて枕もとに置いておくと優しく香ってくれます。

安眠効果も期待できますのでお試しください^^

また、香りが消えてしまったものは岩塩と合わせて入浴剤にしてもOKです。

 

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あとはフレッシュなラベンダーが手に入ったら、ラベンダースティックなんかも素敵です。

先日、ちょうど頂いたのでラベンダースティックに初挑戦してみました。

出来栄えはあまりよくありませんが(笑)、良い香りが漂っています。

 

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こうやってクラフトとして楽しめるのもハーブのいいところですよね。

精油とハーブをそれぞれ使い分けていくと楽しみの幅が広がっていきますよ。

 

 

ラベンダーは比較的手に入れやすいハーブです。

ただ、最初にも書きましたがラベンダーといっても種類がたくさんあります。

精油にしてもラベンダーと言われるものはアングスティフォリア、スピカ、ストエカス、スーパーなどがあります。

それぞれ、微妙に成分が違い、得意分野があります。

どの成分がどのような作用になるかというのはしっかりとお勉強をした方が良いので、初めて使う方やとりあえず試してみたい方はラベンダー・アングスティフォリアをお勧めします。

ちなみに、火傷や虫刺されなどによく使われているのはこちらのアングスティフォリアです。

 

 

ラベンダーはハーブの中でも比較的優しいハーブです。

ただし、苦手な方や体質に合わない人もいます。

安全と言われているものも、すべての人や動物に対して安全とは言い切れません。

残念なことに、安全だと思って使っていたら具合が悪くなってしまったという事例もいくつか耳にしました。

特にペットがいるご家庭(猫ちゃんがいるお家は特に!)では、十分に注意をされてください。

猫は代謝機能のうちのひとつ、グルクロン酸抱合の機能が弱く、精油成分の解毒をする力がないとされています。

精油じゃなくハーブだから大丈夫と思っていても、ハーブの中には精油成分が多少なりとも含まれています。

大量に摂取した場合、猫ちゃんの体調に変化が現れる可能性があります。

そうならないためにも、飼い主さんがしっかりと様子を見るようにしてあげてくださいね。

犬の場合も、体質に合わない子もいますので、しっかりと観察することをお勧めいたします。

 

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良いものでも使い方や用量を間違えてしまうと、悪影響を出してしまうこともあります。

使い始める際は、必ず少量から。

そしてパッチテストをしてみましょう。

大丈夫なことを確認して、安心して使っていくのが良いですね。

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