犬に伝わる言葉のエネルギー


【言霊(ことだま)】

誰もが一度は聞いたことがある言葉だと思います。

これは言葉にも力(エネルギー)がある事を表しています。

今日はその言葉の持つエネルギーについて書いてみましょう。

 

 

 

何気なく発している言葉。

疲れている時や面倒くさいとき、嫌だなぁとか辛いなぁとか、ついつい言ってしまいますよね。

そんなときの言葉のエネルギーはどんより重たいもの。

イライラしていたり、怒ったりしている時の言葉は、強いトゲトゲしているエネルギー。

楽しかったり嬉しかったりしている時の言葉は、パンッと弾けるような軽やかなエネルギー。

私にはそんな風に感じます。

 

人それぞれ感じ方は違うかもしれませんが、その言葉に乗せたエネルギーは誰もが感じているはずです。

よくあるのは、近くにいる人がイライラしていると、何も言われなくてもそのイライラしている感じが伝わってきます。

ましてや、自分に言われているわけではないけれど、イライラしている人の発している言葉が非難や暴言だった場合、もろに嫌な気分を受けてしまいますよね。

逆に、なんだかウキウキ楽しそうにしている人がそばにいると、なんだかこっちも気持ちが明るくなることがありませんか?

最近ではSNSなどでいろいろな人の投稿を見ることができます。

実は言葉のエネルギーは、会話で発せられるものだけではありません。

ブログやSNSなどの投稿で書かれている文章にもエネルギーはあるのです。

同じようなことを書いている人が何人かいても、それぞれ感じ方が違うのは言葉に乗っているエネルギーが違うから。

面白いですよね。

 

 

さてさて。

言葉にエネルギーが乗っているということはもうお分かりいただけましたよね。

ではここからは犬と飼い主さんのお話をしていきましょう。

先日のワークショップでも少しお話させていただいて、とても興味を持っていただいた「ワンちゃんへの言葉のかけ方」。

ブログでも何度も書いていますが、言葉としては伝わらない事もありますが、エネルギーはちゃんと届いているという事。

どちらかと言えば、ワンちゃんが受け取るのは言葉よりもエネルギーの方が大きいと思います。

 

 

怖がっているワンちゃんに「怖いね~、大丈夫だよ~」と言っている飼い主さん、多いですよね。

でもこれ、ちょっと待った!なのです。

どういうことか、わかりますか?

「怖いね」という言葉。

これは怖がっている対象が【こわいもの】であることを飼い主さんが肯定してしまっています。

ということは、またその怖いものが来た時に、ワンちゃんはまた同じ行動をとることになってしまいますよね。

だって、飼い主さんも認める怖いものなんだから。

そうなると、ワンちゃんに対して怖いという感情をさらに上乗せしてしまうんですね。

でも、その後に大丈夫って言ってるから良いんじゃないの?って思いますよね。

そうなんです、そこが落とし穴。

 

脳は否定形を処理するのに時間がかかります。

人間でも時間がかかるのに、ワンちゃんにはちょっとハードルが高い。

例えば、「ピンク色の象さんを思い浮かべないでください」

そう言われると、一瞬ですが頭の中でピンク色の象が浮かんできちゃいますよね。

それと同じこと。

「怖いね+大丈夫」で先に処理されるのは【怖い】なのです。

あとから大丈夫と言われても、怖いが強く出てしまい反応するのです。

怖いという言葉はやめて、落ち着いてとか、安心してとか、そういった言葉をかけてあげると良いですね。

声のかけ方はとても重要なのです。

 

 

 

言葉にはエネルギーがあると言いました。

穏やかな言葉を発すれば、ワンちゃんの心も落ち着きます。

イライラした気持ちで指示を出しても、ワンちゃんとしてはそのイライラを感じて怖かったり、一緒にイライラしてしまって言うことを聞いてくれないかもしれません。

飼い主さんの発する言葉はワンちゃんに届いています。

だからたくさん話しかけてあげてください。

言葉が通じないのに話しかけたって仕方がない?

そんなことは絶対にありません。

言葉が通じないからこそ、エネルギーを敏感にワンちゃんは感じ取ります。

楽しいこと、嬉しいこと、ワンちゃんが好きなことをたくさん話してあげてください。

犬と話すって特別なことじゃないんですよ。

話しかければ、気持ちは伝わるし、飼い主さんにもワンちゃんの気持ちが伝わってきます。

お話しするときは、穏やかなエネルギーを言葉に乗せて、一緒に落ち着いた時間を過ごしてみましょう。

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