クリスマスが終わるとあっという間に大みそかになり、お正月になっていきますね。
日々の時間の流れがとても早く感じる今日この頃です。
さて、クリスマスも終わってしまいましたがちょっとそれに関連したレメディのお話をしてみましょう。
バッチ博士のフラワーエッセンスには38種類のレメディがあります。
そのうちの一つ、今日はホリーについて。
ホリーは和名をセイヨウヒイラギと言います。
日本でよく見かけるヒイラギとはまた違うものです。
セイヨウヒイラギの葉を見たことはあるでしょうか。
クリスマスのモチーフでよく使われる、あのとげとげした葉っぱがホリーです。
リースなどでその葉と赤い実が使われていますね。
ホリー(holly)の語源は「神聖な」を意味するholyからきていると言われていますが実はそうではなく、古代ケルトの人々が信仰していた母神ホーレに捧げたことから由来しているそうです。
ケルトの人々は1年中葉を枯らすことなく、緑の葉をつけているホリーを神聖なる木として崇め、とても大切にしていたとの言い伝えがあります。
このように古の時代から利用されてきたホリーは、フラワーレメディではどのような時に使われているでしょう。
ホリーのレメディは激しい怒りや嫉妬の感情、攻撃的な態度に使われます。
神聖なホリーとはずいぶんイメージが違うように感じる人もいるのではないでしょうか。
私もとても神聖で静かなイメージをホリーに持っていたので驚きです。
でも、葉っぱを見てみるとその激しさを感じることができます。
青々した葉には触ると痛い棘のようなものがあります。
自らを外敵から守るために武装しているような、そんな風に受け取れます。
ホリーを必要としている人は他人に対しての激しい怒りや嫉妬で心が正にホリーの葉のようにトゲトゲ。
周囲の人が心配になって声をかけても、それが届かない、もしくはそれすらも疎ましく思ってしまうほど。
本当に激しい感情が出てしまっています。
とても辛いですね。
側にいる人もきっと辛く感じていることでしょう。
ホリーのレメディを飲むことで、心の奥底から湧き上がる怒りが徐々に落ち着いてきます。
そして、相手に向けていた強い感情が気にならなくなると、本来のバランスが取れた状態に戻っていく。
相手のことも考えることができて、受け入れる気持ちが出てくるかもしれません。
元々、激しい感情を持っている人はそれだけ人に対しての愛情を持っていると私は思っています。
人に興味がなければ、相手のことに対して怒りや嫉妬が出てくることはないでしょう。
関心があるから相手に対して感情が出る。
だから、ホリーを飲んでバランスが取れた人は、本来の愛情深い本質になっていくのだと思います。
古来から神聖とされてきたホリー。
葉の形はトゲトゲしく他を側に寄せ付けない。
でも、大きく成長するにつれ、その葉は丸みを帯びてきます。
今でも多くの人に飾り付けやモチーフとして利用され愛されているホリー。
フラワーレメディのホリーの特性が現れているのかもしれませんね。