前回の「ペットに介護が必要になったとき1」の続きです。
今回は、介護のストレスを軽減するためにはどうしたら良いのかを書いていこうと思います。
前回の記事と重複する事もありますが、書いていきますね。
介護の種類、期間に関係なく、いろいろなストレスが面倒を見ている人にかかっています。
それは、体のことであったり、心の事であったり、両方だったり。
本人は一生懸命やっていて気がつかない事も多々ありますが、気がついたら体重が何キロも落ちていたり、うつ状態になっていたり、食事が通らなくなっていたり。
他の人から、顔色悪いよ、大丈夫?と言われて自分の状況を知る事もあります。
どうしても、頑張ってしまうんですよね。だって大切な家族の事ですから。
でも、頑張りすぎて体や心が元気を無くした飼い主さんを、ペットたちはとても悲しく思っている事と思います。
できれば、元気で明るいいつものパパ、ママの側にいたいと思っているのではないでしょうかね。
では、どうすればストレスを軽減できるのか。
これは私が体験した事をベースにお話をしていきますので、全てこれが正しいというわけではありません。
自分のライフスタイルに合った方法や、自分の心や体が楽になる方法を自分なりにアレンジして頂ければと思います。
<ストレスを軽減するための6つのコツ>
◎ 話し相手を作る
◎ 自分の時間を作る
◎ 我慢をしない
◎ 毎朝、鏡に向かって笑顔を作る
◎ 思いっきり泣くまたは笑う
◎ 1日1回、必ず外に出る
まず、話し相手を作る。
これは意外と大切な事だったりします。
それはペットつながりのお友達でもいいですし、昔からの親友、家族でも良いです。
あなたの話を聞いてくれる人。
その人に、話したい事を話してみてください。
話すという事は、自分の気持ちや頭の中を整理するという事につながります。
また、話す事で一人ではないという事が実感できるんですね。
同じような境遇の人と話ができれば、良いアドバイスを得られるかもしれません。
次に、自分の時間を作る事。
これは無理に作る必要はありません。
何かやりたいな、例えば本が読みたいなと思ったら、少しの時間でもそのときを楽しむという事です。
すべてを介護に専念するのではなく、力を抜けるところは抜いて、自分の好きな事をやるとリフレッシュにもなります。
例えば、お風呂にゆっくり浸かる時間に、自分の好きな香りのアロマバスに入ってみるのも、ストレスの緩和になるんですよ。
3つめの「我慢をしない」は全てのベースになっているものですね。
どうしても、自分のことは後回し。食べるのも寝るのもそんなのはあと!となってしまう方も多いのではないでしょうか。
でも、やっぱり、人も生きています。
必要最低限の食事と睡眠はとても大切なものです。
あなたが体を壊したら誰がペットの面倒を見るのですか?
そう考えると、無理はできませんよね^^
その次からの3つはちょっと特殊です。
まず、毎朝鏡に向かって笑顔を作る事。これの何が大切なのかわかりますか?
わからない方は出勤前に鏡に向かって笑顔を作ってみてください。
なんとなく、気分が明るくなりませんか^^
実はこれ、脳が「楽しい」という認識をしているんです。
実際、無理に作った笑顔で楽しいとは思いませんが、目じりを下げて口角を上げた自分の顔を見る事で、脳が誤認識するんです。
介護疲れで笑う事もあまりなくなっている場合、この笑顔作りで少しでも気持ちを明るく持っていくことができます。
私はこれで、とても前向きな気持ちで介護をする事ができました。
思いっきり泣く事や笑う事、これも感情を出す事でストレスの軽減ができます。
映画や本、テレビなどをみて泣いたり笑ったりしても良いですし、一人になったときに感じた気持ちで泣いてみるのも良いです。
感情を押し込めるのではなく、開放をする事。
それがこの泣いたり笑ったりする事の目的です。
そして最後。一日一回外に出る事ですが、外の空気を体で感じる事はリフレッシュにつながります。
どこかにお出かけをする必要はなく、玄関をでるだけでも良いんです。
そこで、う~ん!と体を伸ばして深呼吸しましょう。
少しの時間、散歩ができるのなら「景色を楽しみながら」歩いてください。
ただ歩くだけよりは、いろいろなものがあるという認識をしながら歩く方が良いですね。
これが私が実践していた6つのストレス軽減法です。
他にも細かく書けばいろいろとありますし、人それぞれおかれている状況が違います。
ですので、誰にでもできる事は実践してみて、それ以外のところはアレンジしたり別の方法を考えてみるのが良いですね。
いずれにしても、このストレス軽減法もこれをやる事でストレスになってしまうものは避けましょう。
一番は、自分がいかに楽になるか、です。
歌を歌ったり、絵を描いたり、ランニングしたり、いろいろ。
ただ、基本的なこと「我慢をしない」という事は実行して欲しいと思います。
次回は、「介護を楽しむ」についてお話をしたいと思います。