ペットに介護が必要になったとき1

先日参加した、佐々木文彦先生の「犬猫のやさしいシニアケア」講座。

とても為になる内容でした。

私自身も、愛犬が病気になり介護を経験しました。

講座で教えて頂いた事と、私の介護経験から介護について書いてみたいと思います。

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◎介護は無理しない

介護と一言で言ってもいろいろですが、全てに共通している事は「無理をしない」という事です。

飼い主さんが無理をして、体や心が弱ってしまったらそれはペットさんにとっても良い事ではありません。

・手を抜けるところは手を抜く。

・人に頼める所は頼む。

・自分を責めない。

・睡眠はしっかり取る。

・食事もちゃんと取る。

・高い介護用品の変わりに手作りできるものは作ってみる。

介護を始めると、その事だけが頭を占めるようになってきます。

自分の事より、まずはこのコの為に何かしなくちゃ!

かわいい家族だからこそ、必死になるのはわかります。

私もそうでした。

でも、私が頑張らなくちゃ!私が面倒見なくちゃ!

その思いはどんどん心に負担となってきます。

介護が上手くいかなくなったとき、体力的に辛くなってきたとき、一人でポツンとしているとき。

そんな時に、心が大きく崩れていきます。

なんで私だけ。なんでこんなに辛いの。なんで私だけ頑張ってるの(周りの人への不満)。

そして、ひどい人はうつ病になってしまう・・・。

これはペットの介護だけの話ではなく、人の介護で良く見られる状態だそうです。

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頑張る事は良い事です。

でも、その頑張りが負担になってしまわないようにするのが大事なんですね。

上で書いたように、一人で何もかも抱え込まず、手を抜いたり、人に手伝ってもらったり、お金で解決できる事があればそれでも良いと思うんです。

「お金で解決する」というと、なんだか冷たいなと感じるかもしれません。

負い目を感じる事もあるかもしれません。

でも、自分のためでもあり、ペットさんのためでもあるんです。

だって、辛そうな顔をしてため息ばかり付いている飼い主さんをペットさんはどう思うでしょう。

ママ、大丈夫かな。元気出してね。そう思っているのではないでしょうか。

 

何事も無理をしない。

 

それが介護の一番のポイントではないでしょうか。

私の場合、愛犬が4歳のときに介護が必要になりました。

それも突然、全身麻痺になり寝たきりの状態です。

病院の先生から、安楽死も考えてみたらどうでしょうかと言われるくらいだったのですが、幸い、私も相方も家で仕事をしていたので面倒を見る事を決意しました。

介護は本当に大変なものでした。

寝ていても心配で目が覚めてしまったり、目が見えなくなったワンコを見張っていないとあちこちぶつけて転がったりもしたんです。

それでも、私も相方も、介護でのストレスはあまり感じていなかったんです。

それは何故か。

やっぱり、無理をしない。という事です。

24時間監視体制だった介護ですが、交代で寝たり、たまに生き抜きに外へ出たり、一緒にワンコの事をあれこれ話したり。

恵まれた環境だったからこそ、あまりストレスを感じなかったのだとは思います。

でも、どんな環境でもストレスを軽減する事は可能だと思うんです。

次回は介護のストレスを軽減するためには、を書こうと思います。

 

 

 

我が家の先代愛犬の介護記録はこちらからご覧ください。

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