ハーブ(植物)とフラワーレメディの第1回目。
今回はフラワーレメディのアスペンについて。
英名アスペン。
学名はPopulus tremula ヤナギ科の落葉高木。
大きく分類すると「ポプラ」。
また「山鳴らし(ヤマナラシ)」とも呼ばれる。
このヤマナラシと言われる由縁は、葉がわずかな風にも揺れてカラカラと音を立てて鳴ることからそう呼ばれるようになったそう。
ヤナギ科の植物といえば、一番最初に思いつくのはシダレヤナギですね。
このヤナギも実はフラワーレメディの中にありますが、それはまた今度お話しますね。
シダレヤナギを思い浮かべてみると、長いしなやかな枝が風にそよそよそよいでいるイメージがあります。
そんな風に、このアスペンの葉も風に揺らいで音を鳴らしているのではないでしょうか。
ただ、木のかたちはヤナギとは違い、高さは20m以上になり、樹形は卵型です。
北海道から九州の明るい山地に生え、寒冷地に多く見られます。
真っ直ぐ上に伸びる大きな木、でもわずかな風でも小さく震えて音を鳴らす。
そんなアスペンとフラワーレメディの共通点はなんでしょうか。
Photo by (c) Tomo Yun
フラワーレメディのアスペンの指標は「対象のわからない不安、恐怖」
何が怖いのかわからない、漠然とした不安に対するレメディです。
・何となく嫌な感じがする
・何も無いのに急に怖くなる
・原因のわからない不安や恐れから来る悪夢
・ いつも何かに怯えている
そんな不安や恐怖から開放され、心を落ち着かせてくれるのがアスペンです。
敵の見えない不安や恐怖はどうすれば良いのかがわかりません。
原因となっているものがわからなければ、手が打ちにくいからです。
でもそんな時にサポートをしてくれるのがフラワーレメディで、まさにこのアスペンが救いの手を差し伸べてくれます。
アスペンの木を見てみると、真っ直ぐ上を見てぐんぐん伸びている感じを受けます。
そして、木の中心部、幹を全て覆い隠すかのような枝葉。
少しの風でも震えている葉は必死に中心部を守ろうとしているかのように思えてなりません。
見えない風に震えている姿は、アスペンのレメディを必要としている人と似ているのではないでしょうか。
アスペンは数々の神話にも登場しますが、「見えない神」に対しての恐れ、罪意識への恐れがテーマになっています。
バッチ博士はこのアスペンの植物としてのエネルギーを感じ取って、このレメディを作られたのでしょうね。
その植物を選ぶのには必ず理由があるはずです。
植物のもつエネルギー、生体、環境、いろいろなものから感じ取る。
心に作用するものだからこそ、感じ取ることが大切なのかな。
上記は私の考えですので、バッチ博士の理論などと異なる部分もあるかもしれません。
一つの考えである事をご理解ください。
次回はアグリモニーです。
参考図書:バッチフラワー 花と錬金術
葉で見分ける樹木