前回はよだれやけの原因や、よだれやけ改善のためにすぐに実行できる事をお伝えしました。
今回はそのケアにちょっとプラスできる事を書いてみますね。
よだれやけや涙やけに困っているワンちゃんは結構います。
だから、市販品で涙やけ・よだれやけ用の商品も多くありますね。
私はそれらの商品を使った事がないのですが、それで改善した人もいればそうでない人もいるようです。
まぁどちらにしろ、どうにかしてよだれやけをなくしてあげたい!と思うのが飼い主さんの気持ち。
私の考えとして、まずは「自分の家にあるもので自然なものを使う」というのがあります。
市販品はどうしても良くわからないものが入っていたり、これ大丈夫?というものもあったりします。
また、それなりのお値段がするので、気軽にいくつも試すというのもなかなか。
なので、私は出来るだけ「自分でわかるもの」「気軽に試せるもの」を使いたい!といつも思っているのです。
そこでよく使うのがハーブ。
お口のケアや体質改善などにとてもよく利用されています。
市販品などにもハーブエキス配合とか、良く見かけませんか?
ハーブはそれだけ力を持っているんです。
たとえばお魚料理に良く使われるタイム(Tymus vulgaris)。
このハーブは抗菌力が強いことが有名。
チモール、カルバクロールという精油成分がこの抗菌力の元になっています。
だからと言って、精油のタイムを使うのはちょっと待った!
ハーブと精油の一番の違いは濃度です。
抗菌力が高いほうが良いからと言って、精油を安易に使うのはよろしくありません。
濃度が高いという事は、それだけ安全基準も厳しいのです。
使い方を間違えると体に負担がかかりますので、タイム精油のワンちゃんへの使用は、知識のある人以外は控えたほうが良いですね。
ではハーブは大丈夫なのかというと、ティーなどにして薄めた状態や少量であれば大丈夫です。
私はワンコのマウスケアとして利用したりしています。
簡単な方法としては
①タイムのハーブティーを作る。
②お皿などにティーを少し移し、そこに同程度のお水を加えます。
③歯ブラシやガーゼなどに薄めたティーを付けワンちゃんのお口ケアをします。
ね、簡単でしょ?
お口のケアをするついでにお口周りの毛も一緒に拭いてあげるのをおススメします。
拭いた後は、お口周りの毛が湿った状態なのでできれば乾かしてあげてください。
湿った状態は菌が好む環境なので、できるだけ乾燥した状態にするのが好ましい。
あ、このマウスケアの使用頻度ですが、3日に1回程度で大丈夫です。
毎日のケアに時々、このハーブを使ったケアを入れてあげることで変化もわかりやすいでしょうし、体への負担の心配もほぼなくなります。
また、タイムは独特の味と香りなので、嫌がるワンちゃんもいるかもしれません^^;
ワンちゃんの様子を見つつ、適度な回数で使ってみてください^^
この他にもマウスケアで利用できるハーブはローズマリー、ローズなどの抗菌、殺菌作用があるハーブ。
ローズマリーは女性に嬉しいアンチエイジング(抗酸化作用)に良く使われるハーブですが、ワンちゃんの口腔ケアにも利用できます。
ローズもこれまた女性の好きなハーブ。
こちらは先日、ローズウォーター(フローラルウォーター)を使った歯磨きリキッドの講座に参加したときに教えて頂きました。
タイムやローズマリーに比べると香りが良いので、ワンちゃんも嫌がりにくいみたいです。
いろいろなハーブが使えるので、お好みのもので試して頂くと良いかな♪
外側のケアとしては歯磨きだったり、お口周りを拭いたりすることができますね。
お次は体の中からのケアをしていきましょう。
体の中のケアとして一番簡単な方法は食事。
ドライフードやウェットフードをあげるのであれば、できるだけ添加物の少ないものを選ぶ。
出来るときは手作りご飯をあげてみましょう。
前回の記事にも書きましたが、作りおきをしてもOKなので、愛情たっぷりの手作りご飯をおススメしたいです。
時間がなくて出来ない人は無理せず、フードなどでももちろん良いと思います。
何が大切かって、やっぱり楽しみながらやる事なんですよね。
面倒くさがりながら、嫌々やることは長続きしませんし、やってもらう方もなんとなくわかってしまいます。
だから手作りご飯が無理なときは、無理して作らなくても良いです。
そして「作ってあげられなくてごめんね」ではなく、作ってあげられるときにたくさんの愛情を込めて作ってあげましょう!
そこに、ハーブをちょこっとプラスしてあげるとGood!です。
体質改善におススメのハーブとしては、ダンデライオン、ネトル、ミルクシスル、ローズヒップなどなど。
これらをティーにしたりパウダーにしたりしてご飯に混ぜてあげます。
それぞれのハーブや詳しい利用方法などは今後また記事にしていきたいと思います。
ということで、よだれやけ改善の記事はいかがでしたでしょうか^^
少しでもワンちゃんのケアにお役立て頂けると幸いです。