犬のよだれやけ。
お口の周りの毛が赤くなったり、黒くなったりすることをよだれやけと言っています。
特に毛色の白い子はこのよだれやけが目立ちますね。
我が家のマルチーズもよだれやけがあり、結構困りました^^;
私のHPに訪れてくださる方も、「よだれやけ」「涙やけ」の検索ワードで来てくださる方が多いのです。
前回記事にしたときは、私が実践している方法をいくつか挙げたのですが、今回はよだれやけについてもう少し詳しく書いてみようと思います。
よだれやけはどうして起こるのか?
よだれやけはお口の周りに出ますね。
という事はやっぱりお口の中に原因があるのです。
人間もそうですが口腔内にはいろいろな細菌がたくさんいます。
その数300種以上とか!びっくりですね。
だから毎日、歯磨きをして細菌が悪さをしないように清潔に保つ必要があります。
全ての細菌が悪いわけではないので、お手入れのしすぎも注意が必要なようですよ。
さて、ワンちゃんが虫歯にならないと聞いたことがある人もいると思います。
それには人間とワンちゃんのお口の中の環境の違いがあるからなんですね。
お口の中のpH(ペーハー)が人は6.5~7.0の弱酸性、犬は8.5~9.0のアルカリ性です。
虫歯菌は酸性の環境を好むため、アルカリ性のワンちゃんのお口の中では菌が繁殖しにくいというのが虫歯がないといわれる所以です。
このお口の環境とよだれやけに関係があるのか?というと、あります。
食事をした後、人は口の周りを拭いたり、歯を磨いたり、口をゆすいだりします。
でも、ワンちゃんの場合は飼い主さんが拭いてあげたりしないと、食べたそのままですよね。
美味しいご飯だった場合、お口の周りをペロンペロンと舐める事もあります。
家のワンコは毎回、べろんべろんと長い舌でお口周りのご飯の余韻を楽しんでいます^^;
さて、そうなってくるとよだれと一緒にお口周りにいろいろな菌が付着するのはわかりますね。
菌は湿った状態を好むので、お口周りは絶好の繁殖場に!
なんだか、いや~な感じになります(笑)
その菌たちがよだれやけの原因のひとつ、となるわけです。
よだれやけの改善には?
では、どうしたらよいかというと、
- やっぱりお口周りを清潔にしてあげる事!
- そしてお口の中のケアをしっかりとしてあげる!
- そして、食事で体内環境の改善をする!
この3つをすることで、よだれやけのお悩みが改善すると私は思っています。
上から取り組みやすい順、下から重要順です。
まずはできる事から始めて、最終的には体内からの改善をする事がよだれやけ改善のポイント!
いくら外側から頑張っても、中が変らなければいつまでも同じ繰り返しになってしまいますからね。
とはいえ、体内改善ってなかなかできません。
食事を見直したいのはやまやまなんだけど、朝早くでかけて、夜遅くに帰ってくるから手作りご飯とか無理だし・・・。
そんな声も聞こえてきそうです^^;
手作りご飯というと、なんとなくハードルが高いようなイメージを持っている人も多いですね。
ブログなどで見るワンちゃんの手作りご飯や、本などで紹介されているレシピ。
あれを見ると、こんなの私には無理~な写真やレシピがいっぱいです。
私も手作りご飯をあげていますが、あんなに見た目美しく作っている事はほとんどありません。
それこそ、誕生日とかイベントの時で、ブログにUPする場合は頑張って見栄え良くしますけど(笑)
毎日朝晩と続けるものですから、毎回気合を入れるのは疲れます。
栄養の偏りを気にする人もいますが、カロリー計算なんて人間の食事だってしてますか?
自分たちのご飯を作るときに、調理前のお野菜やお肉をちょっと取り分けて、ゆでたり焼いたりするだけで良いんですよ。
作りおきだってしても良いんです。
毎回、手間隙かけて作れる人は作ってあげれば良いですし、できなければお休みの日にまとめて作って保存すれば良い。
添加物たっぷりなフードより、愛情たっぷりな手作りご飯の方がワンちゃんも喜ぶと思います。
とはいえ、それも出来ない人もいますので、そういう人はこまめにお口の周りを拭いてあげたり、歯磨きをしてあげてください^^
これも続けることが大事ですよ。
長くなってしまったので、実際にワンちゃんのお口ケアに使えるハーブなどのご紹介は次回に。