ペットの旅立ち、その時に後悔しないために2

Column

前半の続きです。

半年後、別の病気を発症し1週間で旅立ってしまいましたが、その時の私たち家族に後悔はありませんでした。

全くなかったかと言えばそうではないかもしれないけれど、それ以上にできることを精一杯して送り出せたことに安堵しました。

素直に、ありがとう、お疲れさまでしたとワンコに言えたのです。

悲しい気持ちはもちろんありましたが、表現はしづらいけれどどこか晴れ晴れした気持ちでもあったのです。

だからペットロスにはなりましたが、それがお別れの儀式のような感じで受け入れていました。

 

 

私のように、介護の期間がある場合、ある程度の覚悟や受け入れる気持ちが出てきます。

でも、お別れが突然来てしまうこともあるのです。

そんな時に、後悔をしないためにはどうしたら良いのでしょうか。

まったく後悔をしないということは、きっとないでしょう。

でも、いざその時に、後悔がたくさんあるよりは「ありがとう」と素直に言えるようになりたい。

その方が、旅立つ子も安心していけるでしょう。

 

ではどうしたらよいのか。

すごく簡単な事です。

 

毎日、大切な子との時間をちゃんととってください。

スキンシップをとってください。

必要な事ややってあげたいと思うことはしてあげてください。

彼らにも彼らの時間があるので、そっとしておいてほしいときは静かに見守ってあげてください。

飼い主さんの笑顔を大切な子に向けてください。

面倒だからと後回しにしないでください。

無理はしない、させないでください。

今できることを精一杯してください。

 

難しことはひとつもないのです。

つい後で、としてしまう事を、今できるのであればする。

毎日笑顔で話しかけたり、スキンシップをとったりというのはきっと皆さんはしているでしょう。

でも疲れていたり、忙しかったりするとどうしても後回しになってしまう。

それは仕方がない事ですが、その時でもちょっと声をかけることをしてみましょう。

あとで遊ぼうね、あとでたくさんお話ししようねなど。

ちゃんとね、動物はその言葉を聞いて待っています。

約束したものは守ってあげてください。

 

 

後悔って、あの時ああしていれば、こうしていれば、気づけていれば…、そんなことばかりです。

前もってそれを防ぐ行動をしていれば後悔は少なくなっていきます。

後悔する事が悪いと言っているのではありません。

きっと誰もが後悔をするでしょう。

でもその大きさが少ない方が良い、それだけなのです。

お互い頑張ってきたよね、そんな風に最期のときに言えたら良いなと私は思います。

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