褒められるのは好きですか?
誰かを褒めていますか?
褒めるという行為は誰でもできることです。
褒められるということもまた、だれでもできます。
犬は褒められることが大好きです。
犬じゃなくたって、怒られるより褒められる方が好きですよね。
愛犬家の皆さんなら、お家のワンちゃんをたくさん褒めていることでしょう。
叱ることもあるとは思いますが、それはそれで良いのです。
メリハリも時には大事ですからね。
で、褒められた犬はどんな感じを受けていると思いますか?
もちろん、嬉しい!楽しい!やったね!というような気持ちが大きいと思います。
満面の笑顔で尻尾をふりふり。
見ているこっちまでハッピーになってしまいますよね。
これ、すごく大事なことなんですよ。
言葉は違っても、感情は影響しあうのです。
だからワンちゃんが楽しそうにしていると、不思議と私たち家族も笑顔になります。
そんな経験、してますよね。
逆に、家族が楽しそうにしているとワンちゃんもうれしかったり、安心したりするのです。
感情は周囲に影響する。
では、家族がイライラしていたり怒っていたりするとワンちゃんはどんな気持ちでしょう?
なんだかいつもと違うな、近寄らないようにしようかな、なんか怖いかも・・・。
そんな風に感じているかもしれません。
先ほども書きましたが、感情は周囲に影響を与えます。
例えワンちゃんに向けて怒っているのでなくても、その怒りの感情は伝わってしまうのです。
たまにイライラしたり、お怒りモードになるのは仕方がないことです。
感情を押し殺して我慢することはよくないですからね。
ただ、それがずーっと続いているとすると、それは決して良いとは言えません。
家族の誰かがずっとピリピリしていると、他の家族もなんとなく落ち着かなかったり、怒りやすくなったりしませんか?
ワンちゃんも同じで、落ち着かなくて怖がりになってしまったり、逆に攻撃的な態度に出てしまうかもしれません。
それだけ犬にもストレスがかかっているのです。
もし、しつけをしても問題行動がなおらないのであれば、自分や家族の毎日を思い返してください。
家族間の喧嘩、思春期のお子さんとの関係、受験生がいる家庭、仕事のストレスを家で発散しているなど、不調和が起こっている場合があります。
こうやって自分や家族の感情を思い返してみると、そういえば最近怒りっぽかったかななんて気づくことができます。
それだけでも違うのです。
イライラしてしまっている時、「あ、ちょっと私ずっとイライラしてるかも」そうやって気が付くことができれば、気を付けることもできますよね。
もしかしたら怒りのエネルギーを振りまいていたかもしれません。
ワンちゃんが穏やかに楽しく暮らしてくれることが家族である私たちの願いだと思います。
そのためにも、私たち人の感情のコントロールは大切な要素の一つ。
どっしりと構えた落ち着いた飼い主になれるように、努力をしていきたいですね。