「子は親の背中を見て育つ」
子育てでよくきく言葉ですね。
日頃の生活態度、人との接し方など、知らず知らずのうちに子供はそれを見て学習をしています。
逆に、「親の顔が見てみたい」もありますね^^;
しつけだけではなく、実は日頃の何気ない行いが反映されています。
大人の場合は「人の振り見て我が振りなおせ」とできますが、いろいろ吸収する小さな子供にはそうもいきませんね。
だからこそ、家族がしっかりしなくてはいけないんです。
今の話は人間だけに限ったことではありません。
実は犬にもそれが言えること。
いまや「犬は家族」です。
昔のように、犬は犬、という人よりも、我が子と同じと考えている人が多いのです。
それは喜ばしい事であると同時に、人間側の対応が問われてしまう部分でもあります。
子供の場合、しつけはしっかりとします。
それは大人に成長するための必要なことだから。
社会に出て、ちゃんと生きていくために必要だから。
小さいとはいえ、ちゃんと言った事は理解できます。
でも、犬の場合はどうでしょう。
しつけ、きちんとできていますか?
甘やかすだけではないですか?
人間の子供のように、言葉は通じません。
そして、社会に出て自立するということも犬にはありません。
だから、しつけなんてしなくてもいいや。
かわいいだけでいい。
そんな風に考えている飼い主さんもいるのではないでしょうか。
でもそれは、間違っています。
犬にも人間社会で生きていくルールを教えなくてはいけないのです。
芸を覚えさせるのとは違います。
人と共存するためのルールです。
このルールがあることで、犬も人も穏やかに楽しく暮らしていくことができます。
でも、それがないと、犬は突然、思わぬ行動に出ることもあります。
突然噛む様になった、吠えるようになった、他の人や犬を怪我させてしまった…。
そうなってしまった時、それは犬のせいでしょうか。
元もとの気質的なものはあるかもしれませんが、人間と共存していく上で必要なことを教えましたか?
犬を家族に迎えるという事は、その犬の犬生の責任を持つということです。
その犬が穏やかに、楽しく暮らしていけるかは家族である、人間次第。
飼い主がしっかりとその事を意識していく事は大切だと思います。
だからと言って、厳しいしつけが必要だというわけではなく、してはいけないことはきちんと「いけない」と教えること。
一度でできないこともたくさんあると思いますが、わかるまでちゃんと教える。
そして、教えている人の気持ちがぶれないこと。
実はこの、飼い主の気持ちが犬に大きな影響を与えています。
このことについてはまた次回。
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