ハーブとフラワーレメディ、第4回目はセントーリーです。
和名はベニバナセンブリ。
学名Centaurium erythraea リンドウ科
小さな優しいピンク色の花を咲かせます。
どこかひっそりと遠慮がちに咲いているように見えるセントーリー。
レメディのセントーリーのタイプの人は、謙虚で控えめ、気配りのできる人。
この花の姿がそれをあらわしているようですね。
また、セントーリーは周囲に咲いている草花に合わせて背丈を伸ばすとか。
周りの環境に合わせるのも、セントーリーの特徴かもしれません。
レメディのセントーリーの指標は【意思の弱さから他人の意見や要望に対して従順になる】
よく、「ノーと言えないセントーリー」と言われるほどです。
気配りができ、他人への配慮を忘れないのですが、そのバランスを崩してしまうと他人の要望に対してノーという事ができない状態になってしまいます。
頼まれたら断れない。そんな人にぴったりのレメディです。
逆に、頼まれたら嬉々として動く人とは違います。
セントーリーのタイプの人は、どこか心の中に「ノー」という気持ちがあるのだけれど断れない人です。
さて、ハーブとしてのセントーリーですが、非常に働き者のハーブのようです。
古くから薬草として体内の毒素の排出、胆汁の分泌促進、目薬、消炎、月経促進などあらゆる状態に利用されてきました。
様々な状態に適応するセントーリー。
これもレメディと共通する部分ではないでしょうか。
周りの環境に合わせ、控えめに立ち振る舞う。
決してでしゃばらず、気配りをする縁の下の力持ち的な存在。
日本人はこの気質を持つ人が多いそうです。
なんとなく、わかる気がしますね^^
次回はセラトーです。
<参考図書>
英国流メディカルハーブ
バッチフラワー花と錬金術