元気なシニアワンコを目指しましょう

Column

犬も獣医療が進歩して長生きになってきていますね。

飼い主としては大切な家族と長く一緒にいることが出来るので、嬉しい事です。

でも、長生きをするということは、人と同じようにどんどん老化が進むと言う事。

体の中も外も、無理が利かなくなってきます。

悲しいことですが、それは命あるものには宿命のようなものです。

 

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人も犬も、同じように年齢を重ねるとあちこちと不具合が出てきます。

認知症、白内障、前立腺肥大、乳腺腫瘍、耳が遠くなる、足がおぼつかなくなる、など。

上に挙げた状態は人の病気や症状でもありますが、犬にも同じ事が起きています。

若い犬にも出ることがありますが、ほとんどがシニア犬に多く見られます。

こう見ると、本当に人と同じですね。

 

飼い主としてはいつまでも元気で一緒にいたいというのが切なる願い。

若いうちは先のことはあまり考えないようにしているかもしれませんが、犬が歳をとるにつれなんとなく、先のことが心配になってきたりします。

そして、歳をとって老化を感じ始めてから「どうしよう・・・何とかしなくちゃ!」と思うんですよね。

人も、「あらやだ!しわが増えてきたわ。高級クリーム買わなくちゃ!」なんて、目に見えてから行動する事も多くあったりします。

 

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体は誕生したその時から老化が始まっています。

酸素を吸ったり吐いたりするだけでも老化するの、知ってましたか?

まぁ、老化という言い方はわかりやすくするためで、酸化というのが正しいかな。

体内に入った酸素の一部が物質と結びついて活性酸素となり、それが身体を酸化させていきます。

酸化の例として、りんごを切って少しすると色が変りますよね。あれが酸化です。

活性酸素には良い役割もあるのですが、話が脱線してしまったのでまた今度。

 

日々、身体は酸化が進んでいますが、止めることはできなくても進みを遅らせるせることが可能です。

それが世に言う、アンチエイジング。

もちろん、人だけでなく犬にも可能です。

毎日普通に暮らしているだけでも日々酸化が進んでいると書きました。

そう考えると、ある程度年齢がいってからアンチエイジングをするのと、若いうちからするのはどちらがいいでしょう。

そう、若い頃からの方が良いですよね。

でも、若いうちからあれダメ、これダメ、と制限をつけてしまってはストレスが溜まります。

あ、ストレスも酸化の一因ですよ。

なので、ストレスがかからない程度にアンチエイジングをするのが一番良いのです。

 

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例えば、日頃の食事に気を使ってみるとか、サプリメントなどで不足しがちな栄養素を補助するとか。

簡単に出来ることから始めていけばいいのです。

ワンちゃんも同じで、添加物の少ないおやつを選んだり、犬種ごとにかかりやすい疾患があるのなら、その予防になる事をやってみるとか。

家のワンコはマルチーズですが、この犬種には心臓疾患が多いとききます。

だからといって、小さい頃から腫れ物に触るように箱入りドッグに育てる事はしていません。

私がしている事は、無駄に興奮させない事、心臓のサポートになるハーブを食事に混ぜる事くらいでしょうか。

それもパーフェクトに毎日しっかり!とはなかなかいきませんので、出来るときにやっています。

はじめたら何が何でも毎日しっかりやらなくちゃ!と思う飼い主さんも多いのですが、続けることを負担に感じてしまってはもったいない。

「あぁ、やらなくちゃ」「今日は忘れちゃってごめん。ママダメね」とか、そんな風に思うのであれば、無理に続けようとする必要はありません。

それよりも、1日2日くらいできなくても、長く続ける事の方が大切なのではないかなと思います。

 

さて、みなさんは今日からどんなケアをしていきますか?

考え方としては人と同じでいいと思うのです。

歳をとったら足腰が弱くなるから、今のうちに筋肉をつけておこうとか、サプリメントで骨の強化をしておこうとかね。

内臓系が心配であれば、食事に気をつけてみたり、デトックスをしてみたり。

我が家のワンコは8歳ですが、遅ればせながら骨・関節強化のサプリメントを与え始めました。

もうシニアだし・・・と思っていても、いつからでも始めれば良いと思いますよ。

 

本当は先のことなんてあまり心配に思う必要はないんです。

自然の流れに任せておく。

でも、あの時ケアしておけば・・・と後悔する飼い主さん、結構多いんです。

であれば、先に手をうっておいたほうが良いのではないかなと。

また老化することが悪いと言うわけではありません。

歳を重ねる事でしか手に入らないものもあるからです。

考え方は人それぞれ。

でも、できる事を楽しく続けて、元気に過ごしてもらえれば嬉しいですよね^^

 

 

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