おくすりに頼る前に

Column

風邪を引いたとき、体調がが悪いとき、どこか痛いとき。

私たちはすぐにお薬を使う事ができます。

辛いときは1分でも早く楽になりたい、そう思いますよね。

お薬は痛みや辛い部分にピンポイントで効果を発揮してくれます。

使い方によってはとても助かるものです。

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でも、このお薬にすぐに頼ってしまうのはどうなのでしょうか。

お薬というものは一時的に症状を抑えるものです。

決して不調の原因を取り去ってくれるものではありません。

悪く言ってしまえばその場しのぎ。

痛くて辛くてもうどうしようもない!という時には最大限の効果を得る事が出来ます。

でも、なんとなく痛くなりそうだから不安でとか、予防的に飲んでしまっている方も今は多いようです。

もちろん、お医者様に処方されているお薬には例外もあると思います。

だから一概には言えないのですけどね。

 

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さて、このお薬の問題は人だけではなくペットにも言えることです。

すぐにお薬に頼ってしまう飼い主さんも多いですよね。

でもその前に!どうしてそうなったかの原因を考えてみてください。

原因を取り去る事ができるのであれば、取り去ってあげましょう。

改善できる事があるのであれば、改善してみてください。

 

 

例えば、うちのワンコの話になりますが、食事のアレルギーがあります。

2歳で我が家に来るまでペットショップにいた子です。

そこではパピーちゃん用のフードをふやかして食べさせていたました。

なぜ???という疑問はたくさん出てきましたが、とりあえず我が家では慣らしていくために成犬用のドライフードを与えました。

徐々に手作りご飯へ移行させていったのですが、ある時から体を痒がるように。

これはきっと、食べ物のアレルギーだ!と思い、一つ一つ食べさせては消去していく事を続けた結果、どうも鶏肉がダメっぽいということがわかったのです。

その後、簡易的なアレルギー検査をしてもらったところ、やっぱり鶏肉がダメでした。

他にもアレルゲンとなる食物もたくさん見つかりましたが、全てに気を使う事はとても大変なので、知識として頭には入れておきつつ、あまり気にしないという方向でいます。

もちろん、主食となる鶏肉は与えませんが、それ以外のお野菜やお魚なども注意しながら与えています。

おかげさまでたまに痒がるときもありますが、ずーっと掻いているということはありません。

他にもマルチーズや白毛の子に多い涙焼けも、家のワンコは食事で改善しています。

もともとそんなにひどい涙やけではありませんでしたが、明らかにきれいになっています。

 

写真 (2)

人間もそうですが、動物にもアレルギーはあるんですね。

ひどい場合はお薬で対処も必要になってくると思いますが、まずはお家で出来る事をやってみるのも一つの手です。

こんなにお薬飲ませて大丈夫かなぁ、薬飲んでるのに良くならないなぁ、などと思いながら薬を与えるのであれば、まずは食事や住環境を見直してみたり、運動不足ではないか、ストレスがかかっていないかなどを考えてみてください。

ひょっとしたらお薬に頼らずに改善するかもしれません。

 

人も動物も、何かの原因があるから症状がでます。

根本的に原因の削除をする事が一番良いのでしょうが、それができないこともあります。

その時に、できることを考えて対処していく知恵を人間はもっているので、フルに使って健康な体作りを目指して生きたいですね。

 

 

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