ハーブを知る【コリアンダー(パクチー)】

Column

みなさん、パクチーはお好きですか?

私はパクチーが大好きです♪

あの独特な香りがたまらなく好きなんですよね。

人によってはあの香りが苦手という人も多く、好き嫌いがはっきり分かれるハーブでしょう。

今日はそんなハーブのコリアンダー(パクチー)について書いてみます。

 

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コリアンダー。

学名:Coriandrum sativum L

パクチー(タイ語)、シャンツァイ(中国語)とも呼ばれています。

アジア料理の香りづけとしてよく利用されているセリ科の一年草ハーブ。

利用できる部位は葉、茎、種子(果実)、根ですべて食用として使えます。

 

セリ科のハーブは比較的、独特な香りも持つものが多い。

せり、セロリ、パセリ、みつば、フェンネルなどもセリ科の植物。

料理の香味野菜として使われることが多いですよね。

お料理に少し入っているだけでも、香りがたってお料理の味を引き締めてくれたり、華やかにしてくれたりします。

しかも、栄養もしっかりあるなんてすごい!

ちなみにコリアンダーの栄養素としてはβ‐カロテン、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンCなどが含まれています。

抗酸化作用を持つ成分が多いので、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防、体内の不要物の排泄に役立つデトックス効果も期待できます。

また、古くから消化器官を守るハーブとして利用されており、便秘の解消などにも良いのです。

そういえば、同じセリ科のフェンネルも芳香性の健胃剤と呼ばれるように胃腸系に優しいハーブなんですよ。

セリ科のグループは香りと胃腸系がポイントなのでしょうかね^^

 

では、このコリアンダーはどのように利用するのが良いかといいますと、やっぱり食事としてですね。

コリアンダーの精油も販売されていますが、精油は食品ではありませんから外用に利用してください。

 

一番簡単なのはサラダのトッピングやお肉、お魚料理などのトッピングに。

フレッシュなパクチーの香りが食欲をそそります。

パクチーはスーパーなどでフレッシュの状態で販売されているので、比較的手に入れやすいです。

ハーブショップなどではドライハーブとして取り扱っているお店もありますが、ドライのパクチーは香りがフレッシュより劣ります。

ですので、ドライの場合はオイルに浸け込んで成分を抽出しつつ、パクチーオイルにしてみるのも良いかもしれません。

ちなみに、下の写真はフレッシュのパクチーで少量の岩塩とオリーブオイルに漬けています。

 

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パクチーの成分の一つ、β‐カロテンは脂溶性成分なので、オイルと一緒に摂取すると吸収が高まるため、このパクチーオイルは理にかなっていますね。

 

お次の写真はこちら。

 

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我が家の出窓で育てているパクチーにお花が咲き始めました。

収穫して食べる場合は、花が咲く前に下の方からカットしていくと良いです。

お花を咲かせて種子をとるために、少し残しておきました。

 

この採れた種はコリアンダーシードとして販売されているのをご存知の方も多いでしょう。

コリアンダーシードはそのままピクルスの漬け液に入れたり、粉末にしてカレーに入れたり、いろいろなお料理に利用できます。

 

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不思議なことに、コリアンダーシードはパクチーの葉の独特なにおいではなく、ほのかな柑橘系の香りがするんです。

含まれている香りの成分の70%近くがd-リナロール(コリアンドロール)で甘い香りを放ち、また、リモネンが入っていることからも、柑橘系の香りというのがわかりますね。

今から種子を摂るのが楽しみです^^

 

 

パクチーはワンちゃんへ与えることもできます。

食欲がないワンちゃんの、消化機能を促進してくれます。

細かくみじん切りにしたパクチーをご飯と混ぜると良いでしょう。

かなり香りがするので嫌がる可能性もあるため、まずは極々少量を与えてみて様子を見てくださいね。

ハーブなどを与えるときの基本は、まずは少量からスタートで様子を見ていきます。

 

 

種から育てるのはとても簡単なようなので、皆さんもぜひ、お家菜園、始めてみてください!

スーパーで販売されている根付きのパクチーはそのまま土に植えてもほとんど育たないそうです。

私は、スーパーの野菜コーナーでポットに入っているパクチーをそのまま鉢に植え替えました。

パクチーは植え替えを嫌う植物だそうで、この方法も成功率は実は低いのかもしれません。

一番確実なのは、種から育てること。

小さな鉢でもすくすく育ってくれるので、ベランダ菜園もしやすいと思いますよ。

フレッシュなパクチーは格別です!

美味しいパクチーを育ててみましょう♪

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